難題にこそやりがいを見出す、
プロフェッショナルたちがいます。

研究開発

創意工夫の数だけ、
表現できる幅は増えていくんです。

簡単に「できない」とは言わない。それがアーテス流のモノづくりです。たとえどんな難題であっても、「こうしたらできる」という解決策を提示するのが我々プロなのですから。袖口などの縁を縫うパイピング処理を例に挙げましょう。パイピングの幅や厚みはブランドごとに指定される数値があり、また生地に合わせてミシンに取り付けるラッパなどのアタッチメントを変える必要があります。なぜならニットは布帛と違って伸び縮みしやすく、縫製時にテンションがかかるとすぐ縮んでしまうので、既製品のアタッチメントでは対応できない場合があるのです。そのため案件によっては、作業効率の面から依頼を断る縫製工場も珍しくありません。 ところがアーテスの場合、自前でアタッチメントを開発してしまう。だから当社の工場には、担当したブランドのために開発した専用のアタッチメントがいくつもあります。中には一度しか使わないものもありますが、そこまでしてこそ「お客様の想いに答える服づくり」だと思っています。創意工夫の数だけ、表現できる幅が増えていく。非常にやりがいがありますね。

アーテス秋田 統括部長
畠山 隆

生産管理

小さな当たり前の積み重ねが、
大きな信頼に繋がるから。

リレーでいうと「アンカー」。生産・納期管理は裁断、縫製、仕上げと繋いできた服づくりのバトンを、ゴールで待つお客様に責任を持って手渡す役割を担います。いくら縫製が美しくても、出荷時に生地に小さな傷が発覚すれば商品として販売できません。また、たった一枚の出荷ミスでもあれば、お客様にご迷惑をおかけすることになります。つまり、我々の管理一つがお客様の売り上げやビジネスに影響を与えかねないため、常日頃から細心の注意を払っています。生地やパーツに不良がないか、各班で検品を徹底すること。出荷数量と伝票に相違がないか、発送前に念入りに確認すること。当たり前のことかもしれません。でも、その小さな積み重ねが、やがて大きな信頼に繋がるのです。
過去には当社の真摯な姿勢が評価され、某ブランド様から特別表彰をいただきました。また、一度海外に生産を移したお客様が「やはりアーテスでなくては」と、再び当社を指名してくださったこともあります。納期通りに、良い製品を。これからもそんな「安心」という見えないバトンを、お客様にお届けしていきたいと思います。

アーテス函館 統括部長
加藤 智和

営業企画

アーテスに頼めば大丈夫。
そう安心してもらえる相談相手でありたい。

お客様からいただく宿題に、100点を越えた「105点以上」の答えを出すには何が必要か?そのために知恵を絞り、足を動かすのがアーテス営業企画の仕事です。服づくりには生地業者や加工業者、パタンナーや工場スタッフなど多くの人間が関わります。その全ての工程においてアーテスならではの品質をお客様に約束するために、私たちはいわばプロデューサーとしてプロジェクト全体を統括する役割を担います。 例えば、染め加工をすると生地に色移りする可能性がある場合には、提案の段階でお客様に予めきちんとその旨をお伝えする。あるいは工場から上がってきたサンプルや製品が、ブランドのテイストに合った仕上がりになっているかどうか、チェックの目を光らせる。そうやって初回の打ち合わせから本生産、納品まで責任を持って関わるからこそ、私たちには人一倍の経験と知識があると自負しています。「アーテスに頼めば何とかなる」これからもお客様にそう安心していただける、モノづくりの頼れる相談相手でありたいですね。

常務取締役
高橋 康夫

パターンメイキング

お客様の意図に先回りする、
阿吽の呼吸の服づくりを。

デザイナーの意図をいかに正確に汲み取り、思い描いた通りのイメージに仕上げられるか?服づくりの成否は、私たちパタンナーのその力量にかかっているといっても過言ではありません。OEMメーカーでは一般的に案件ごとにパタンナーを変えたり外注するケースが少なくありませんが、アーテスでは専属のパタンナーが特定のブランドを長期にわたり担当。長くお付き合いさせていただくほど、担当するブランドに精通したアウトプットが可能になります。
例えば一つのブランドでも、ラインによってネームやタグの位置も種類も異なります。その都度パタンナーが変わると、情報の引き継ぎが毎回必要となり、コミュニケーションロスの原因にもなります。でも、ブランドを熟知した一人のパタンナーが担当すればそのリスクはありませんし、工場との意思疎通もスムーズに行えるはずです。「アーテスなら言わなくても分かってくれる」そんな阿吽の呼吸の服づくりを目指して、日々お客様の声に耳を傾ける姿勢を心がけています。

チーフパタンナー
工藤 陽子